GRRM-HOME (更新:2021/10/13 16:15)
GRRMプログラムは、内外の多数の研究グループに利用され、最先端の研究に役立てられています。
GRRMプログラムが世界に先駆けて切り拓いた「化学反応経路自動探索」は、世界トップレベル研究拠点プログラム「化学反応創成研究拠点ICReDD」の中心テーマとなり、新しい化学反応の合理的設計と高速開発を目指す先端研究が展開されています。
☆GRRMプログラムは、新しいアルゴリズムを多数搭載し、未知の化学を切り拓きます。
☆GRRMプログラムで「できること」は?
● GRRRM14までについては、「GRRM-UserGuide」および
左の見出しにある、GRRM_Tutorialをご覧ください!
GRRM17については、AFIRのページに詳しく記載されています。
●学術成果は、論文リストをご参照下さい。
●適用された物質例は、 化合物リスト をご参照下さい。
☆GRRMプログラムを「入手」するには?
●「非市販品GRRMプログラム」については、「GRRMプログラム概要」のページの下の方に、
利用申込・連絡方法が示されています。
●「市販品GRRMプログラム」については、下記のお知らせをご参照下さい。
Topics:GRRMのパフォーマンス
●未知の化学の網羅的探索は、アルゴリズムを工夫しないと、ほとんど不可能です。・格子点法で10原子の反応経路を探索すると宇宙の年齢138億年の200万倍以上時間がかります。
・量子コンピュータ(現在最高速の計算機より16億倍高速)を用いても1827年もかかります。
・GRRMプログラムでは、反応経路に沿って効率的に探索するので、現状の汎用計算機でも、10原子の
H5C2NO2について3210個の化学構造と23278個の反応経路を 67日で探索できています。GRRMプロ
グラムは、比類ないアルゴリズムで、他の手法ではできないことを実現しています。
●「反応経路探索にはGRRMプログラムがよさそうだが、計算コストが巨大で適用範囲がpoor!」 とい
う、ひどい中傷・偏見が、最近の総説や論文に散見されます。このような不適切な評価には、科学的根
拠がありません。 他の手法と実際に比較してみるとGRRMのアルゴリズムのよさが際立ちます。
・異性化反応のベンチマークとなっているAlanine dipeptideのTS探索では、GRRM搭載の2PSHSが
NEBやString法より遥かに高精度であることがChem.Phys.Lett.404(2005)94に示されています。
・HOOCH2CH2CHOの異性化・分解過程のTS探索数は、GRRM(AFIR/ADDF)が他を圧倒しています。
SC-AFIR(209)>ADDF(72)>SSM(50)>KinBot2(48)>GSM(46)>FSM(39)>KinBot1(32)
・HOOCH2CH2CHOの立体配座間のTS探索数につていも、圧倒的にGRRMが多い結果になりました。
ADDF(78)>SC-AFIR(72)>KinBot2(69)>KinBot1(48)>GSM(13)>FSM(3)>SSM(0)
このように、異性化・分解・配座変換のどのTS探索にも、GRRMは他の手法より明らかに優れています。
上記のHOOCH2CH2CHOのTS探索数は、JCTC15(2019)2111にADDFの探索結果を加えたものです。
お知らせ
● GRRM20 : 新バージョン「GRRM20」が商品化されました。 GRRM17までの機能に加え実用的な新機能が多数搭載されています。 詳細は、こちらへ →「GRRMプログラム機能比較表」 ● GRRM17 (非市販品) <GRRM17の新機能> SC-AFIRとDS-AFIRが利用可能に。 LUPとRePathが高速化、 TURBOMOLとSIESTAのインターフェースが追加。 MPIが利用できる環境では、MPIを用いた並列分散処理が可能に。 <GRRM17のご利用> GRRM17プログラム利用登録とGRRM17用セキュリティーツールが必要です。 GRRM17利用申請(アカデミックのみ)およびセキュリティーツールの発注は、 サイエンステクノロージー社のHome Pageで扱われています。 また、AFIR Home Pageで、AFIR利用登録が必要です。 ● GRRM-Neo11(市販品) GRRM11にノード間並列のNeoGRRM機能を追加した新プログラム「GRRM-Neo11」が、 リリースされました。アカデミック・一般用ともに商用化され、有償で頒布されています。 GRRM-Neo11と表示されたところをクリックすると頒布先のホームページが開きます。 ● GRRM-Basic(市販品) SHS/ADDF法で反応経路自動探索を最初に実現したGRRMプログラム(GRRM1.22)が、 ノード内・ノード間の並列化機能を備えた新プログラム「GRRM-Basic」として登場しました。 この新プログラムは、アカデミック・一般用ともに商用化され、有償で頒布されることになりました。 GRRM-Basicと表示されたところをクリックすると頒布先のホームページが開きます。 →「GRRMプログラム機能比較表」 ● GRRMプログラム(GRRM14)が30日間ご利用いただけます。 ☆☆☆☆☆ GRRM14無料お試しはこちら ☆☆☆☆☆ ◎CP2KのGRRM17用インタフェイスが公開されています(CP2K-GRRMは、こちらから)GRRMチュートリアル2021 (オンライン方式)
本年度のGRRMチュートリアル2021は、下記の要領で開催いたしました。 日時: 7月8(木)10:00-15:00 (受付開始: 9:30) 主催: NPO法人量子化学探索研究所(IQCE) 場所: Zoomオンライン 司会: 大野公一 IQCE理事長、東北大学名誉教授 講師: 前田理 IQCE会員、北海道大学教授 原渕祐 IQCE会員、北海道大学助教 渡邊啓正 IQCE客員研究員 時子山宏明 IQCE客員研究員 ■GRRM講習 GRRMプログラム(最新版GRRM20)の紹介 受講者各自のPCから計算サーバにSSH接続して実習を行います。 ●受講対象: ・コンピュータを用いて未知の化学を探索してみたい方。 ・GRRMプログラムの使い方を知りたい方。 ●受講によって修得できる知識: ・未知の化学反応や化学構造を最先端理論で探索するGRRMプログラム利用法の基礎が修得されます。 ●受講に当たって必要なこと: ・量子化学計算の初歩的な知識と経験 ・Linuxの使い方(Linux計算機へのリモート接続とテキストファイルの閲覧・編集) ・オンライン電子講習参加者:静かな環境で受講者のPCからWeb接続できること。 ●受講注意事項: ・オンライン接続・参加受講者本人のみ ・録音・録画禁止 ・質問時間以外受講者の映像・音声停止 ●テキスト資料・参考書: ・講習用参考文献 S. Maeda et al., Phys.Chem.Chem.Phys. 2013, 15 3683 S. Maeda et al., J. Comput. Chem. 2018, 39, 233. ・参考資料(科学雑誌記事) 「分子の反応経路の自動探索が可能になった」前田理・大野公一・諸熊奎治、現代化学.478(1),32 (2011). 「反応経路自動探索」前田理、化学, 68(3), 12 (2013). ●募集定員:30名(先着順) ●参加費 一般 :(IQCE会員)1万円 (非会員)2万円 学術機関:(IQCE会員) 5千円 (非会員)1万円 学生 :(IQCE会員)3千円 (非会員)5千円 ※ただし、IQCE団体会員は、年会費の口数まで会員扱いとします。 ●参加申込 参加申込締切:2021年6月25日(金) 申込方法:「氏名・所属・身分・連絡先メールアドレス」を明記して、 電子メールで下記宛にお申込ください。 mail@iqce.jp ●参加費振込先 三菱UFJ銀行 田町支店(店番043) 普通0532024 口座名:トクヒ)リョウシカガクタンサクケンキュウジョ (「トクヒ)」は、「特定非営利活動法人」の略号です。) 振込票は、大切に保管ください。 領収書が必要な方は、領収書送付先をご連絡ください。 領収書の宛名として「参加申込者以外」の必要のある場合は、その旨、ご連絡ください。 振込期限:2021年7月2日(金)15:00(厳守願います)
GRRMは量子化学探索研究所の登録商標です。 GRRM is a registered trademark of Institute for Quantum Chemical Exploration .