上の図をクリックすると拡大されます。
ダイヤモンド・グラファイト・フラーレン・ナノチューブ・グラフェン以外にも、炭素には、いろいろ面白い形の単体が存在しうることが、 量子化学探索によって理論的に明らかにされました。
上図をクリックすると分子が拡大表示されます。
海外の研究者が、ドルトン以来の化学構造を調べる問題に決着をつけるため、 ランダムな初期構造からBCNOSに可能な構造を全部求めた!と主張する論文を 出していますが、GRRMプログラムは、その論文より多数のBCNOS構造を 量子化学自動探索で暴き出しました。
超並列化したNeoGRRMで、BCNOSの新しい探索結果が得られました。↓
上図を拡大すると反応経路や各構造のエネルギーが閲覧でき、解離生成物までわかります。上図をクリックしてからブラウザをズームアップしてください。

Direct Reppe Reaction of C6H6
Explored by GRRM

Pause Auto-Reverse
上図は Google Chrome, IE11以降 でご覧下さい。
アセチレン3分子からベンゼンが合成されることは、 高校の教科書にも書かれてていて大変重要ですが、 この反応が無触媒でも起こることが、量子化学探索を 自動的に行うGRRMプログラムによって明らかにされました。
超並列化したNeoGRRMで、C6H6の新しい探索結果が得られました。↓
「新型Dewarベンゼン」
上図をクリックするとベンゼンの異性体1644個が閲覧できます。 画面をドラグすると方向が変わり、 右下の [Next]を押すと、次の異性体が表示され、[Auto]を押すと自動的に次々と表示されます。
   
                         Koichi OHNO:Home PageList of Papers
   

お 知 ら せ     (更新:2024/02/16 21:46)

●2024年度研究助成(学術交流) は2024年1月15日(月)に締め切られました。

● 大野 公一・佐藤寛子 著 Exploration on Quantum Chemical Potential Energy Surfaces   (RSC Publishing) が刊行されました。RSCへのリンク   Amazonへのリンク

●IQCE量子化学探索講演会2023

「量子化学で探る化学の最先端」量子化学探索研究所(IQCE)は、 人類がかかえる様々な問題の解決に向けて量子化学に基づく探索研究を 普及・発展させることを目的に2013年に発足し、シンポジウム開催や 研究助成をはじめとして様々な事業に取り組んでおります。その活動の一環 として、量子化学探索に関わる先端研究を展開しておられる方を講師にお迎 えし、以下の内容での開催を予定しております。  日時:令和 5 年 11 月 23日(木、祝) 13:00~17:00  会場:東京大学山上会館 2階大会議室  主催:特定非営利活動法人量子化学探索研究所  協賛:理論化学会、日本化学会、分子科学会、触媒学会、日本表面真空学会  参加費:無料  先着順100名   懇親会:10周年記念会を兼ねて17:30から山上会館1階で行います。(参加費6,000円 先着順100名)       <プログラム> 13:00-13:10(開会挨拶)河野裕彦(東北大学・IQCE) 13:10-13:40 原渕 祐(北海道大学) 「GRRMプログラムを用いた先端研究2023」 13:40-13:55 名畑壱志(北海道大学・IQCE特別研究員) 「GRRMプログラムによる表面反応解析:酸化物表面反応への展開」 13:55-14:10 田代啓介(北海道大学・IQCE特別研究員) 「バイオマス由来分子HMFのフミン化反応 : 系統的な探索を用いた反応経路解析」 14:10-14:30  休憩 14:30-15:00(招待講演)中井浩巳(早稲田大学)   「超巨大化学空間を支配する化学概念の構築を目指して」 15:00-15:30(招待講演)佃 達哉(東京大学) 「化学修飾金超原子:ナノスケールの人工元素」 15:30-15:40  休憩 15:40-16:00 岸本直樹(東北大学) 「GRRMとMDを用いた高分子材料の生成と特性の理論的研究」 16:00-16:20 武次徹也(北海道大学) 「多次元空間における反応経路の理解に向けて」 16:20-16:40 前田 理(北海道大学)  「相互作用ポテンシャルの解析から化学反応の量子化学探索へ」 (閉会挨拶)世話人 参加申込は2023年11月17日(金)で締め切りました。 実行委員(世話人): 武次徹也(北大)、高柳敏幸(埼玉大)、佐々木岳彦(東京大)、山門英雄(和歌山大)

GRRMチュートリアル2023

 日時: 2023 年 11 月 24日(金) 10:00-16:30  (受付開始: 9:30)  主催: NPO法人量子化学探索研究所(IQCE)  場所: 秋葉原UDXビル 6階Dルーム  司会: 河野裕彦  IQCE理事長、東北大学名誉教授  講師: 前田 理  IQCE会員、北海道大学教授      原渕 祐  IQCE会員、北海道大学特任准教授 ■GRRM講習  GRRMプログラム(最新版GRRM23)の紹介  受講者各自のPCから計算サーバにSSH接続して実習を行います。 ●受講対象: ・コンピュータを用いて未知の化学を探索してみたい方。 ・GRRMプログラムの使い方を知りたい方。 ●受講によって修得できる知識: ・未知の化学反応や化学構造を最先端理論で探索するGRRMプログラム利用法の基礎が修得されます。 ●受講に当たって必要なこと: ・量子化学計算の初歩的な知識と経験 ・Linuxの使い方(Linux計算機へのリモート接続とテキストファイルの閲覧・編集) ●受講注意事項: ・録音・録画禁止 ・ワイヤレスネットワーク接続可能なノートPCを各自持参のこと。 ●テキスト資料・参考書: ・講習用参考文献  S. Maeda et al., Phys.Chem.Chem.Phys. 2013, 15 3683  S. Maeda and Y. Harabuchi, WIREs Comput. Mol. Sci., 2021, 11, e1538 ・参考資料(科学雑誌記事)  「反応経路自動探索」前田理、化学, 68(3), 12 (2013).  「量子化学計算に基づく反応予測」前田理, 有機化学イノベーション, 山本尚監, 東京化学同人, 2023. ●募集定員:30名(先着順) ●参加費  一般  :(IQCE会員)1万円 (非会員)2万円  学術機関:(IQCE会員) 5千円 (非会員)1万円  学生  :(IQCE会員)3千円 (非会員)5千円 ※ただし、IQCE団体会員は、年会費の口数まで会員扱いとします。 ●参加申込     参加申込締切:2023年11月3日(金)  申込方法:「氏名・所属・身分・連絡先メールアドレス」を明記して、  電子メールで下記宛にお申込ください。   office_iqce@iqce.jp  ●参加費振込先    三菱UFJ銀行 田町支店(店番043) 普通0532024  口座名:トクヒ)リョウシカガクタンサクケンキュウジョ       (「トクヒ)」は、「特定非営利活動法人」の略号です。)  振込票は、大切に保管ください。  領収書が必要な方は、領収書送付先をご連絡ください。  領収書の宛名として「参加申込者以外」の必要のある場合は、その旨、ご連絡ください。  振込期限: 2023年11月10日(金)15:00(厳守願います)

● シンポジウム「化学反応経路探索のニューフロンティア2023」は、下記のように実施されました。

プログラムはこちらをご参照ください。 本年は、以下の招待講演者をお迎えして開催しました。 (敬称略) 麻田俊雄 (大阪公立大学大学院理学研究科) 佐藤啓文 (京都大学大学院工学研究科 ) 高野秀路 (日本大学工学部) 中嶋浩之 (認定NPO法人 量子化学研究協会研究所) 堀優太  (筑波大学 計算科学研究センター) 山中秀介 (大阪大学大学院理学研究科) 日 時: 2023年9月11日(月) (9時半頃~) 場 所:大阪公立大学 学術交流会館   主 催: 量子化学探索研究所 世話人: 前澤裕之、満田祐樹、米津鉄平(大阪公立大学)、山門英雄(和歌山大学) 連絡先 E-mail : srps2023office@gmail.com ● GRRM23 : 新バージョン「GRRM23」がリリースされました。詳細は、こちらへ ● 2023年度 研究助成(一般)は、2023年7月28日に締め切られました。 ● IQCE研究助成(学術交流)に採択されている "The 5th conference of Theory and Applications of Computational Chemistry (TACC2023)"が2023年9月4日(月)~9日(土) に北海道大学で開催されます。6月30日まで参加登録・ポスター発表の申込を受け付け ていますのでぜひご参加をご検討下さい。 (連絡先:tacc2023@sci.hokudai.ac.jp TACC2023へのリンク ) ● 2023年度 研究助成(学術交流)は、2023年2月28日(火)に締め切りとなりました。 ● 2022年11月10日(木)に予定・延期されておりましたIQCE講演会2022は2023年1月21日(土)に実施されました。 (プログラムはこちらを参照ください。) ●【訃報】理事長 大野 公一 逝去のお知らせ   NPO法人量子化学探索研究所理事長 大野 公一が令和4年10月31日に逝去いたしました。   当法人設立と発展への多大なるご尽力に感謝いたしますとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。   本来ならば早速お知らせ申し上げるべきところ、ご通知が遅れましたことを深くお詫び申し上げます。   なお、通夜および告別式は、11月2日および3日に近親者にて執り行われました。   今後とも、当法人に対して格別のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。    NPO法人量子化学探索研究所 理事一同  ● 大野 公一・佐藤寛子 著 Exploration on Quantum Chemical Potential Energy Surfaces   (RSC Publishing) が刊行されました。RSCへのリンク   Amazonへのリンク ● GRRM20 : 新バージョン「GRRM20」が商品化されました。  GRRM17までの機能に加え実用的な新機能が多数搭載されています。 詳細は、こちらへ  「GRRMプログラム機能比較表 GRRM-Neo11  GRRM11にノード間並列のNeoGRRM機能を追加したプログラム「GRRM-Neo11」が、  アカデミック・一般用ともに商用化され、有償で頒布されています。  GRRM-Basic  SHS/ADDF法で反応経路自動探索を最初に実現したGRRMプログラム(GRRM1.22)が、  ノード内・ノード間の並列化機能を備えた新プログラム「GRRM-Basic」として  アカデミック・一般用ともに商用化され、有償で頒布されています。 ● GRRM14 : 30日間無料でお試しいただけます。  ☆☆☆☆☆  GRRM14無料お試しはこちら  ☆☆☆☆☆ ● GRRM17  GRRM17には、次の機能が追加されました。   ・SC-AFIRとDS-AFIRが利用可能に ・TURBOMOLとSIESTAのインターフェースが追加   ・LUPとRePathが高速化 ・MPIが利用できる環境では、MPIを用いた並列分散処理が可能に  GRRM17のご利用には、GRRMプログラム利用登録とセキュリティーツールが必要です。  GRRM17利用申請(アカデミックのみ)およびセキュリティーツールの発注は、  サイエンステクノロージー社のHome Pageで扱われています。  また、AFIR Home Pageで、AFIR利用登録が必要です。  量子化学探索ガイド  

第10回通常総会

 IQCE第10回通常総会を、下記の要領で開催いたしました。  日時:2022年5月23日(月)17:00-17:30  場所:東京大学柏キャンパス

研究助成・奨学助成(募集)

 量子化学に基づいて未知の化学を探索する研究者・学生に研究助成・奨学助成の募集を行っております。  各種助成事業の詳細については、 公募情報  をご覧ください。

ご支援の募集

 本NPOは、未知の化学を探索する新分野の開拓を行う研究者に「研究助成・奨学助成」を行うとともに、  シンポジウム・講演会・チュートリアルなどを開催し、量子化学探索に関わる技術開発・技術普及を幅  広く進め、世界に先駆けて誕生した量子化学探索ツールGRRMの更なる発展と普及に努めてております。  こうした活動の一層の発展のため、皆様からのご支援(賛助会費・寄附金など)をお願いいたします。  賛助会費につきましては、「入会案内」のページをご参照ください。  寄附金のお申込みにつきましては、本NPO事務部(「連絡先」参照)宛てご連絡ください。  本NPOの活動増進のため、科学・技術の益々の発展のため、何卒よろしくお願い申し上げます。
GRRMは量子化学探索研究所の登録商標です。 GRRM is a registered trademark of Institute for Quantum Chemical Exploration .