シ ン ポ ジ ウ ム  「化 学 反 応 経 路 探 索 の ニ ュ ー フ ロ ン ティ ア」

● シンポジウム「化学反応経路探索のニューフロンティア2020」
 本シンポジウムは、
 化学反応経路探索の新手法の開発と応用研究 ならびに化学反応の理論研究の最先端について
 討論する場として、2009年より始められました。分子科学討論会の開催時期にあわせて、こ
 れまで、名古屋、京都、札幌、東京、京都、広島、東京、京都、仙台、福岡、名古屋で開催し
 てきました。12回目となる2020年度は大阪で開催する予定でしたが、新型コロナウィルス対策
 のため、第14回分子科学討論会が中止になりましたので、SRPS2020については、講演会場で
 の開催は取りやめ、オンラインで開催することといたしました。

 本年度は、以下の要領(オンライン方式)で開催します。

 日時:   2020年9月13日(日)9:30-17:10 (オンライン接続開始:9:15)
 講演方式: Zoomによるオンライン講演会
 アクセス: Zoom会議への接続情報を事前に電子メールで連絡いたします。
 主催: 量子化学探索研究所
 協賛: 日本化学会、触媒学会、分子科学会

 参加費: 無料  (事前に参加登録が必要です。当ページ下方参照)

< 懇親会: 今回は行いませんが、Closing Remarks を予定しています。>


●プログラム(*印:招待講演、〇印:登壇者) 各講演の「表題」をクリックすると要旨PDFが開きます。

 9:15 Zoom接続開始

 9:25 開会 奥村光隆(大阪大理)

座長:山中秀介(大阪大理)
*9:30-10:00  〇庄司光男1,2、堀優太1、重田育照11筑波大学計算科学研究センター、2JST-PRESTO)
 「構造探索手法(GLAS)による酵素反応機構の解明」
(Catalytic reaction mechanisms discovered by using the GLAS algorithm)

*10:00-10:30 〇松林伸幸(大阪大学大学院基礎工学研究科
 「分子集合系における物質分配機能のMDと溶媒和理論による全原子解析」
(Extended Concept of Solvation toward Unified Treatment of Partitioning Functions 
 of Molecular Aggregates)

*10:30-11:00 〇長尾秀実、川口一朋(金沢大学理工研究域)
 「タンパク質の会合解離過程の理論的研究」
(Theoretical Studies on Association/Dissociation Process of Proteins)

座長:加藤浩之(大阪大理)
*11:15-11:45 〇塩足亮隼(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
 「高空間分解能原子間力顕微鏡を用いた単分子の化学反応制御」
(Control of chemical reactions for single molecules by atomic force microscopy 
 at high spatial resolution)

*11:45-12:15 〇山本 達(東北大学多元物質科学研究所)
 「雰囲気X線光電子分光法が拓く触媒研究の現状と将来展望」
(Present status and future prospect of catalysis science opened by ambient pressure 
 X-ray photoelectron spectroscopy)

 12:15-13:25 昼休み

座長:山田剛司(大阪大理)
 13:25-14:15 ポスター発表ショートプレゼンテーション(各発表2分)

<各ポスター発表は、発表者各自主催のZoom会議で行います。その接続情報は、事前に連絡します。>

 14:20-15:00 ポスターセッション(奇数番号の発表40分)

 P01	〇海老澤修一1, 堤拓朗1, 武次徹也2,3*1北大院総合化学, 2北大院理, 3WPI-ICReDD*)
    「非調和下方歪停留経路の分岐について」

 P03	〇佐々木岳彦(東大院新領域)
    「Pd触媒によるカルボニレーション反応機構の研究」

 P05	〇織田耕平1、堤拓朗1、Srihari Keshavamurthy2、古屋謙治3、武次徹也4,5
    (1北大院総化、2IIT、3九大基幹、4北大院理、5北大WPI-ICReDD)
    「グローバル反応経路地図と矛盾するイオン分子衝突実験:on-the-fly分子動力学法による理論的研究」

 P07	〇堤拓朗1, 小野ゆり子2, 武次徹也1,2,31北大院総合化学,2WPI-ICReDD, 3北大院理)
    「多次元データ縮約法による反応経路地図の可視化:光励起反応への適用」

 P09	〇齋藤滉平1、渡部祐也1、藤原隆司1、高柳敏幸1、長谷川淳也2、(1埼玉大理工、2北大触媒研)
    「スピン反転を伴うヘム錯体モデル-O2結合生成の反応機構」

 P11	〇伊藤琢磨1,原渕祐2,3,4,前田理2,3,4
    (1北大院総化,2北大院理,3WPI-ICReDD, 4JST ERATO 前田化学反応創成知能)
    「AFIR法による拡張不飽和系の遷移状態探索:非二峰性遷移状態の自動探索」

 P13	〇名畑壱志1, 高木牧人2, 斉田謙一郎3, 前田理3,41北大総化, 2横市大, 3北大理, 4WPI-ICReDD,NIMS)
    「超高圧下における14族二酸化物(CO2, SiO2, GeO2)の結晶構造の系統的探索」

 15:00-15:10 休憩

 15:10-15:50 ポスターセッション(偶数番号の発表40分)

 P02	〇Dapeng Zhang1, Naoki Kishimoto1, Ryosuke Miyake2,(1Tohoku Univ., 2Ochanomizu Univ.) 
    「Quantum chemical calculations of giant metal complexes:structural optimization of 
     macrocyclic supramolecules by the GRRM method」

 P04	〇杉浦悠太郎,高柳敏幸(埼玉大理工)
    「H2O+OH反応の遷移状態スペクトルシミュレーション」

 P06	〇向井 徳、山門 英雄(和歌山大)
    「超球面探索法を用いた離散原子指定法によるアラニンとその二量体の立体配座探索」

 P08   〇三瓶 匡史(個人)
    「周期境界条件を持つ化学構造データの解析を支援するアプリケーションの開発」

 P10	〇川島恭平1、山本春奈1、村上遼2、佐野建太郎2、岩井智弘2、澤村正也2、森聖治11茨城大院理工, 2北大院理)
    「Pd触媒による2-アルキルピリジン類の側鎖C(α)位のエナンチオ選択的直接アリル化反応に関する理論的研究」

 P12	〇竹中将斗1、岩佐豪2,3、武次徹也1,2,31北大院総化、2北大院理、3北大WPI-ICReDD)
    「銀表面に吸着した酸素分子のプラズモン誘起解離反応の理論解析」

座長:川上貴資
 15:55-16:25 〇大野公一1,2、岸本直樹2、岩本武明2、佐藤寛子1,3,4、渡邊啓正11量子化学探索研、2東北大院理、3チューリッヒ大、4情報・システム機構)
 「アミノ酸分子異性体の量子化学探索:グリシン」

*16:25-16:55 〇武次徹也(北大院理)
 「反応経路に基づく動力学効果の考察:曲率・分岐・遷移」
 (Reaction-path dynamics: curvature, bifurcation and transition)

 16:55-17:10 閉会 (Closing Remarks) < 世話人代表・他数名のスピーチを予定 >

 実行委員(世話人):(大阪大学)奥村光隆、山中秀介、加藤浩之、川上貴資、山田剛司)


● [シンポジウム: 発表・参加申込]
 発表申込期限:  7月31日(金)  発表要旨提出期限:8月31日(月)  参加登録期限:  9月10日(木)(期限後・当日は参加登録できません。期限内に参加登録をお済ませ下さい)

シンポジウム連絡先(世話人代表:奥村光隆)
大阪大学 大学院理学研究科
E-mail: srpsosaka[at]gmail.com([at]を@に直してご利用ください)
 

IQCE連絡先: sr*ps@iq*ce.jp (*を外してご利用ください)