シ ン ポ ジ ウ ム  「化 学 反 応 経 路 探 索 の ニ ュ ー フ ロ ン ティ ア」

● シンポジウム「化学反応経路探索のニューフロンティア2016」      

本シンポジウムは、化学反応経路探索の新手法の開発と応用研究、ならびに化学反応の理論研究の最先端について討論する場として、2009年より始められました。分子科学討論会の開催時期にあわせて、これまで、名古屋、京都、札幌、東京、京都、広島、東京で開催し、8回目となる2016年度は京都で開催します。

本年度は、以下の要領で開催を予定しております。

日時: 2016年9月12日(月)10:30-17:45
場所: 京都教育文化センター(京都市左京区聖護院川原町4-13)
アクセス案内(ページ下方の「交通手段」をご覧下さい)
主催: 量子化学探索研究所
協賛: 日本化学会、 触媒学会分子科学会
参加費: シンポジウムは無料、懇親会は有料
懇親会: 同センター内(講演終了後)
実行委員(世話人): 安藤耕司(京都大学)、佐藤啓文(京都大学)、山門英雄(和歌山大学)

プログラム(講演題目をクリックすると、講演要旨のPDFが開きます)(* 招待講演)

 口頭講演は講演者名だけをリストしております。共同研究者のリストは、講演要旨PDFをご参照ください。

10:00 受付開始
座長:安藤耕司
10:30-11:00
* 畑中美穂(近畿大学・JSTさきがけ)
水中における不斉触媒反応の機構解析
座長:佐々木岳彦
11:00-11:30
* 藤井幹也(東京大学)
有機薄膜太陽電池P3HT/PCBM界面の電子励起状態における電荷分離機構の計算化学的考察
11:30-12:00
* 長田裕也(京都大学)
高分子主鎖の溶媒依存性キラリティ反転に基づいた新機能性材料開発
12:00-13:00
昼休み
13:00-14:30 ポスターセッション
P1 金チオラートクラスターの励起状態と発光機構の解明
(北大院総合化学1,北大院理2,京大ESICB3) 蝦名 昌徳1,岩佐 豪2,3,武次 徹也2,3

P2 単分子解離反応の分岐比を算出する速度定数行列完全縮約法の開発
(北大院総合化学1、北大院理2)住谷 陽輔1、武次 徹也2、前田 理2

P3 [Rh6(NO)n]m+ (n = 0-7), (m = 0, 1)クラスターの構造と反応性に関する理論的研究
(北大院理)市野智也、前田理、武次徹也

P4 HOO・ラジカルによるアミノ酸残基の酸化反応機構解析
(阪大院薬)川嶋裕介、(阪大院薬、阪大微研)川下理日人、(阪大院薬、阪大微研)高木達也、(阪大院工)北野勝久

P5 NeoGRRMによる反応経路発見数の直線的な増大
(量子化学探索研究所)渡邊 啓正、時子山 宏明、大野 公一

P6 AFIR法による表面反応の系統的探索:Pt(111)表面上でのCO酸化反応におけるステップの影響の解析
(北大理、北大院総化、北大院理)杉山佳奈美、 高木牧人、 住谷陽輔、 前田理、 武次徹也

P7 1次元並進対称性のあるSiCおよびCの構造探索
(和歌山大学院システム工1、和歌山大学システム工2、東北大院理・量子化学探索研究所3)箕土路祐希1、山門英雄2、大野公一3

P8 非常に長いC-C単結合を有する化合物における分散力及び環境効果
(北大院総合化学1、北大院理2)黒田 悠介1、小林 正人2、武次 徹也2

P9 遷移状態構造データベースを使った金属クラスター触媒活性因子の抽出
(北大院理、JSTさきがけ、京大ESICB、北大院総化、JST-CREST)小林正人、岩佐豪、高敏、高木牧人、前田理、武次徹也

P10 反応経路網上におけるAIMD古典軌道解析手法の開発と金クラスターへの応用
(北大院・総合化学)堤 拓朗、(北大院・理)原渕 祐、小野ゆり子、前田 理、武次徹也

P11 (O2)n(n=2,3,4)の構造探索
(和歌山大学大学院システム工)浜口孔希、(和歌山大学システム工)山門英雄、(量子化学探索研究所、東北大院理)大野公一

P12 GRRM/SCC-DFTBによるグラフェン化学修飾構造の探索
(東大院新領域1, HPCシステムズ2, 和歌山大学3, 量子化学探索研究所4)高垣龍1、佐々木岳彦1、時子山宏明2、山門英雄3、大野公一4

P13 Structural Change of Li-Graphite Intercalation Compounds
(京大院工)大田航、(京大ESICB)Maxim Shishkin、(京大院工、京大ESICB)佐藤啓文

P14 スチルベン誘導体の励起状態ポテンシャル曲面とダイナミクス
(北大院)山本梨奈、原渕祐、前田理、武次徹也

P15 結晶中における分子の発光能と項間交差経路探索
(北大院理1、北大理2、北大院総化3)斉田謙一郎1、岡田治樹2、高木牧人3、原渕祐1、前田理1、武次徹也1

P16 1,2-ブタジエンの電子励起緩和による振動励起機構の解析
(北大院総合化学)佐藤壮太、(北大院理)原渕祐、小野ゆり子、武次徹也

P17 AFIR法を用いた結晶構造探索:  炭素の結晶構造探索への適用
(北大院総合化学、北大院理、JST-CREST)高木牧人、前田理、武次徹也

P18 核酸塩基の相対配置の探索
(和歌山大院システム工)向日友宏、高田谷吉智、(和歌山大システム工)山門英雄、(HPCシステムズ)時子山宏明、
(量子化学探索研究所、 東北大院理)大野公一

P19 塩化アルミニウムを用いるFriedel-Craftsアルキル化反応の機構解明
(北大院総化)三瓶匡史、(北大院総化)住谷陽輔、(北大院理)前田理、武次徹也

P20 シクロオクタテトラエン単分子反応における遷移状態ダイナミクスの理論研究
(埼玉大学)鴇崎千裕、吉田崇彦、高柳敏幸
座長:前田理
14:30-15:00
* 中嶋浩之(量子化学研究協会)
正確なNon-BO計算理論と解析的ポテンシャル面
15:00-15:30
* 岸本直樹(東北大学)
構造化学と反応化学をつなぐGRRM
15:30-15:45
休憩                    
座長:高柳敏幸
15:45-16:05
山崎馨(北海道大学)
桂皮酸エステル誘導体の多段階項間交差経路
16:05-16:25
太田幸宏(RIST神戸センター)
水素結合を含む複合体[A--H--X]-における核磁気共鳴化学シフトに対する溶媒・温度効果
16:25-16:45
高田谷吉智(和歌山大院システム工)
一般化超球面探索法に乗数法を用いた水およびホルムアルデヒド分子の相対配置の探索
座長:武次徹也
16:45-17:15
* 足立俊輔(京都大学)
真空紫外高調波光パルスによる分子の反応ダイナミクスの研究
17:15-17:45
* 河野裕彦(東北大学)
DNAの鎖切断:反応動力学と電子論
18:00-20:00
懇親会                          
● [ シンポジウム: 発表・参加申し込み ] 

口頭発表申込〆切:2016年7月29日
ポスター発表・参加申込〆切:2016年8月12日
事前申込の受付は終了いたしました。講演会・懇親会へ参加ご希望の方は、当日の受付にお申し出ください。

シンポジウム連絡先(世話人代表:安藤耕司)
京都大学理学研究科化学専攻
E-mail:srps + "@" + riron.moleng.kyoto-u.ac.jp

SRPS事務連絡先: sr*ps@iq*ce.jp (*を外してご利用下さい)