© Koichi OHNO Reaction(IRC) Channels Explored by the GRRM−GDSP Program[ TOP ] [ NEXT ] [ HOME ]
これは、平面M型のHC-O-CHが、平面U字型のHC-O-CHに変わる反応です。 CO軸の周りで、2つのCHがそれぞれ同時に半回転すれば、よいのですが、そうする と、2つのHが最初の面の同じ側に出るか、違う側に出るのか興味がもたれます。 実際の変化をよく見ると、2つのHは、最初の面の反対側に出ますが、面白いこと に、CHがCOの周りで半回転するのではなく、中央部分の折れ曲がったC-O-C結合が最 初の平面内で直線構造を経て反転し、それに合わせて、面からはずれた2つのCHは、 もとの平面内に戻って、U字型の平面分子ができています。 逆向きの反応では、柄杓の柄の部分のCHが面外に飛び出すように、その付け根CO結 合軸周りで約90度回転する運動がきっかけとなって、反応が進行しています。