☆☆☆ CHEM−DO−GA ☆☆☆
© Koichi OHNO Reaction(IRC) Channels Explored by the GRRM−GDSP Program
これは、メチレン分子CH2のC原子が一酸化炭素分子COのO原子と結合して、平面柄
杓型のHC-O-CH分子が生じる反応です。
COとCH2の位置関係を詳しくみると、COの結合軸はCH2の分子面に対し平行な向きで
接近し、COのO原子がCH2のC原子のほぼ真上の位置で、両者の間にO-C結合が形成され
ています。このときのCO分子の結合軸は、CH2の分子面の真上からみると、H-C-H結合
角を二等分する位置からずれて、COのC原子が、2つのCH結合の1方のH原子に近い配
置をとっています。このC原子に近い方のH原子が、新しいCO結合ができるとすぐに、
一酸化炭素分子であったCOのC原子に転位し、最後に転位しなかったCH部分が回転し
て平面の柄杓型構造が完成しています。このとき、CO分子は、その結合軸を、CH2 分
子面と平行にして、CH2の面から垂直方向に飛び出ています。
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