● シンポジウム「化学反応経路探索のニューフロンティア2019」
本シンポジウムは、
化学反応経路探索の新手法の開発と応用研究 ならびに化学反応の理論研究の最先端について
討論する場として、2009年より始められました。分子科学討論会の開催時期にあわせて、こ
れまで、名古屋、京都、札幌、東京、京都、広島、東京、京都、仙台、福岡で開催し、11回
目となる2019年度は名古屋で開催いたします。
本年度は、以下の要領で開催を予定しております
日時: 2019年9月16日(月祝)9:30-17:30
講演会場: 名古屋大学 野依記念学術交流館
アクセス: 地下鉄名城線「名古屋大学」駅2番出口から徒歩5分程度(2番出口から会場までのMAP)
主催: 量子化学探索研究所
共催: 名古屋大学大学院情報学研究科
協賛: 日本化学会、触媒学会、分子科学会
参加費: シンポジウムは無料、懇親会は有料
懇親会: 日時:2019年9月16日(月祝)18:00-20:00(予定)
●プログラム(*印:招待講演、〇印:登壇者)
各講演の「表題」をクリックすると要旨PDFが開きます。
9:00 受付開始
9:25 開会 古賀伸明(名大院情報)
座長:樋山みやび(群馬大院理工)
*9:30-10:00 〇北村勇吉(名大院情報)
「化学反応エルゴードグラフィに向けた自由エネルギー面探索:溶液中の構造最適化と振動解析」
Exploring Free Energy Surface Towards Chemical Reaction Ergodography:
Structural Optimization and Vibrational Frequency Analysis in Solution
*10:00-10:30 〇山下雄史(東大先端科学技術研究センター)
「分子動力学シミュレーションでせまるタンパク質間相互作用」
Molecular dynamics simulations reveal the protein-protein interaction
*10:30-11:00 〇能登香(北里大学)
「HIV-1 外被糖タンパク質上の糖鎖を認識する抗体の親和性に関する理論的研究」
Theoretical study on the binding affinities of antibodies with
the glycans of the HIV-1 envelope glycoprotein
座長:高柳敏幸(埼玉大理)
*11:15-11:45 〇阿部穣里、佐藤有汰留、波田雅彦(首都大学東京)
「化学反応経路中のウラン同位体効果
Uranium isotope effects in chemical reaction pathways」
*11:45-12:15 〇斉田謙一郎(北大院理)
「無輻射失活経路探索計算による光反応性の予測」
Theoretical Study on Photoreactivity:
Systematic Search of Intersystem Crossing Pathways
12:15-13:25 昼休み
13:25-14:55 ポスターセッション(90分)
P01 〇杉山佳奈美1、斉田謙一郎2、前田理2,3,4(1北大院総化、2北大院理、3WPI-ICReDD、4NIMS)
「反応経路ネットワークによるPt(111)面上のメタノール分子分解経路の解析」
P02 〇Ben Wang1, Min Gao1,3, Tetsuya Taketsugu1,2,4
(1北大院総化、2北大院理、3北大触媒研、4WPI-ICReDD)
Theoretical study on aryl isocyanides adsorbed on the Pt(111) surface
P03 〇Amine Bouibes1, N. Takenaka2, S. Saha1,3, M. Nagaoka1,3
(1Grad. School of Informatics, Nagoya Univ.
2Grad. School of Engineering, Univ. Tokyo, 3ESICB, Kyoto Univ.)
Microscopic Mechanism of SEI Layer Formation in Highly Concentrated
Electrolytes Based on the Nonflammable Trimethyl Phosphate Solvent
P04 〇高原里奈1、岩佐豪2、武次徹也1,2(1北大院総化、2北大院理)
「Au25(SR)18- クラスターの触媒反応に関する理論的研究」
P05 〇三澤奈々1、鈴木雄一1、古賀伸明1,2、長岡正隆1,2,3,4
(1名大院情報、2名大価値創造センター、3JST-CREST、4京大ESICB)
「Red Moon方法論を用いた(pyridylamido)Hf(IV)触媒によるエチレン/1-オクテン
共重合シミュレーション」
P06 〇Soumen Saha1,2, Hirokazu Moriya1, Nobuaki Koga1, Masataka Nagaoka1,2
(1Grad. School Informatics Nagoya Univ., 2ESICB Kyoto Univ.)
Computational Approach to Understand the Active Site Opening Mechanism
for Zirconium Bis(phenoxy-imine) Ion-pair
P07 〇松本皓太1、丸田悟朗2、武田定2(1北大総化、2北大院理)
「DFT計算による原子価互変異性コバルト錯体の理論的研究」
P08 〇Dapeng Zhang1, Naoki Kishimoto1, Ryosuke Miyake2(1東北大院理,2お茶の水女子大)
Structural Optimization of a Macrocyclic Supramolecule
P09 高田谷吉智1、沖卓人1、〇山門英雄2、時子山宏明3、大野公一3,4
(1和歌山大院システム工、2和歌山大システム工、3量子化学探索研、4東北大院理)
「エネルギー値に充填率を掛けての窒化ホウ素結晶多形の構造探索」
P10 〇高木牧人1、前田理2,3,4、立川仁典1(1横浜市立大生命ナノ、2北大院理、3WPI-ICReDD、4NIMS)
「人工力誘起反応法を用いた結晶構造予測: 炭化ケイ素への適用」
P11 〇堤拓朗1、小野ゆり子2、荒井迅3、武次徹也1,2,4(1北大院総化、2WPI-ICReDD、3中部大創発、4北大院理)
「次元縮約法によるab initio MD 古典軌道の射影と動力学効果に関する理論的研究」
P12 〇小西里緒1、堤拓朗1、高敏2、小野ゆり子3、原渕祐4、武次徹也1,3,4
(1北大院総化、2北大触媒研、3WPI-ICReDD、4北大院理)
「1,2-ブタジエン励起緩和過程の振動マッピング解析」
P13 〇織田耕平1、堤拓朗1、古屋謙治2、武次徹也1,3,4
(1北大院総化、2九州大基幹、3北大院理、4WPI-ICReDD)
「固有反応座標に従わない動的な反応経路に関する理論的研究」
P14 〇佐々木岳彦(東大新領域)
「固定化イオン液体触媒の配位子交換と反応機構」
P15 〇毛利広野1、岩佐豪2,3、武次徹也1,2,3(1北大院総化、2北大院理、3WPI-ICReDD)
「金属クラスターモデルを用いたアンモニア分解反応の理論的研究」
P16 〇上田一貴1、斉田謙一郎2、前田理2,3,4(1北大院総化、2北大院理、3WPI-ICReDD、4NIMS)
「鎖状分子のメカノストレスに伴う反応経路ネットワークの変化」
P17 〇武内遼祐1、鈴木机倫2,3、前田理2,3,4(1北大院総化、2WPI-ICReDD、3北大院理、4NIMS)
「反応経路自動探索法による化学イオン化質量スペクトルの理論的解析」
P18 〇原渕祐1,2,3、前田理1,3,4(1北大院理、2JSTさきがけ、3WPI-ICReDD、4NIMS)
「SMILES記法による反応経路の分類:γ-ketohydroperoxideの反応経路探索」
P19 〇伊藤琢磨1、原渕祐2,3,4、前田理2,4,5(1北大院総化、2北大院理、3JSTさきがけ、4WPI-ICReDD、5MIMS)
「2-ビニルフランと3-メトキシカルボニルシクロペンタジエノンの
Diels-Alder反応:AFIR法に基づく分岐反応の解析」
P20 〇竹中将斗1、岩佐豪2,3、武次徹也1,2,3(1北大院総化、2北大院理、3WPI-ICReDD)
「LE-ΔSCF法を用いた電荷移動状態の反応経路探索」
P21 〇髙田谷吉智1、沖卓人1、箕土路祐希1、山門英雄1,2(1和歌山大院システム工、2和歌山大システム工)
「μ-ADDF法を用いた離散原子指定による独立変数数削減法でのアラニン三量体の立体構造探索」
P22 〇渡部祐也、小井圡勝一、中富大喜、高柳敏幸、(埼玉大院・理工)
「水素原子移動を伴ったスピン反転機構の研究」
P23 〇齋藤滉平,〇鈴木春哉、渡部祐也、高柳敏幸(埼玉大・理)
「β-ヒドリド脱離反応におけるスピン反転機構」
P24 〇名畑壱志1、斉田謙一郎2、前田理2,3,4(1北大院総化、2北大院理、3WPI-ICReDD、4NIMS)
「光励起されたRe(I)錯体の超高速緩和経路の探索:異なる配位子による比較」
P25 〇岩佐豪1,2,3、竹中将斗3、武次徹也1,2,3(1北大院理、2WPI-ICReDD、3北大院総化)
「近接場光誘起の電子励起状態」
P26 〇三瓶匡史
「大量の化学構造データの解析を高速化,効率化するアプリケーションの開発」
座長:小林正人(北大院理)
14:55-15:15 〇木下真之介1、村松悟1、井口佳哉1、高口博志1、白男川貴史2,3、江原正博2,3、山崎馨4、
原渕祐5,6、前田理5、江幡孝之1,7
(1広島大院理、2分子研、3総研大、4東北大金研、5北大院理、6JST-さきがけ、7台湾国立交通大)
「時間分解紫外分光法と化学反応経路自動探索法による桂皮酸エステルの
trans → cis光異性化経路の解明」
15:15-15:35 〇山崎馨1、落合宏平2、Z. Jurek3、R. Santra3,4、N. Berrah5、上田潔6、河野裕彦2
(1東北大金研, 2東北大院理, 3DESY-CFEL, 4Univ. Hamburg, 5Univ. Conneticut, 6東北大多元研)
「X線自由電子レーザーによって引き起こされるC60多価カチオンの分子
フラグメント生成動力学」
*15:35-16:05 〇山本芳彦(名大院創薬)
「DFT計算に導かれたルテニウム触媒反応開発」
Development of Ruthenium-Catalyzed Reactions Guided by DFT Calculation
16:05-16:20 休憩
座長:佐々木岳彦(東大院新領域)
*16:20-16:50 〇沢邊恭一(名古屋大学工学研究科)
「金属ナノ粒子触媒の形態効果に関する理論研究」
Theoretical study on a morphology effect of metal-nanoparticle catalysts
*16:50-17:20 〇奥村光隆(大阪大学理学研究科)
「理論計算による構造探索及び機能触媒探索のとりくみ」
Theoretical approach of structural search and new catalyst development
17:20- 閉会
懇親会: 18:00-20:00(予定)
懇親会会場: 名古屋大学 豊田講堂・シンポジオン2階「ユニバーサルクラブ」
実行委員(世話人):(名古屋大学)古賀伸明、長岡正隆、張賀東、井内哲
● [シンポジウム: 発表・参加申込]
- シンポジウム連絡先(世話人代表:古賀伸明)
- 名古屋大学 大学院情報学研究科 複雑系科学専攻 物質情報論講座
- E-mail: srps2019office[at]gmail.com ([at]を@に直してご利用ください)