● シンポジウム「化学反応経路探索のニューフロンティア2014」
本シンポジウムは、化学反応経路探索の新手法の開発と応用研究、ならびに化学反
応の理論研究の最先端について討論する場として、2009年より始められました。分
子科学討論会の開催時期にあわせて、これまで、名古屋、京都、札幌、東京、京都
で開催し、2014年度は広島(東広島市)で6回目の開催となります。
本年度は、以下の要領で開催を予定しております。
2014年9月20日(土)9:00-17:30
場所:広島大学学士会館
主催:量子化学探索研究所
協賛:日本化学会、触媒学会、分子科学会
参加費:シンポジウムは無料、懇親会は有料
懇親会:9月20日講演終了後約2時間
(広島大学学士会館レストラン「ラ・ボエーム」)
実行委員(世話人):
米澤康滋(近畿大学)
重田育照(筑波大学)
プログラム:(講演表題をクリックすると発表要旨のpdfが開きます)
受付開始:8:30
開会挨拶 米澤康滋(世話人代表:近畿大)
座長:志賀基之(原研)
9:00-9:20
原渕祐、Kristopher Keipert、Federico Zahariev、
Mark S. Gordon、武次 徹也 (北大院理,アイオワ州立大)
「Spin-Flip TD-DFT法に基づく第一原理分子動力学法の開発と
シススチルベン光異性化ダイナミクスの解明」
9:20-9:40
田中宏昌(京都大触媒・電池戦略研拠点)
「触媒的窒素分子変換反応に関する理論的研究」
9:40-10:05
栢沼愛(筑波大院システム情報)
「Ru錯体及びRh錯体による光触媒水素発生系の反応機構」
10:05-10:20 休憩
座長:重田育照(筑波大計算センター)
10:20-10:40
高柳昌芳(名古屋大)
「ヘモグロビンへの基質酸素分子侵入経路探索と
非部位特異的アロステリック効果」
10:40-11:05
鷹野優(大阪大蛋白研)
「密度汎関数法による遷移金属蛋白質活性中心の構造・反応探索
における問題 ーチロシナーゼ活性中心モデルを例としてー」
11:05-11:30
藤崎弘士(日本医大物理)
「生体分子における反応経路とキネテックスの計算手法」
11:30-11:55
森下徹也(産総研)
「対数平均力ダイナミクス(LogMFD)による
自由エネルギー曲面の探索」
11:55-13:00 昼食
座長:前田理(北大院理)
13:00-13:25
石川敦之(早稲田大)
「凝縮系のエンタルピー・エントロピーの量子化学計算:
調和溶媒和モデル(HSM)」
13:25-13:50
岸本直樹(東北大院理)
「化学反応経路探索法によるカチオンの解離反応と
アミノ酸のコンフォメーション探索」
13:50-14:15
仲山英之(学習院大)
「トルエン2量体構造の多様性の研究 ― GRRM法の応用 ―」
14:15-15:15 ポスター発表
○本田知大 吉川武宏 高柳敏幸 (埼玉大学大学院 理工学研究科)
「グリシン-K+ におけるミュオニウムの量子的局在化」
○箕土路 祐希1,山門 英雄1,大野 公一2,3
(和歌山大学システム工1,量子化学探索研究所2,東北大院理3)
「GRRM法を用いたTTFの異性体探索」
○米谷佳晃(原子力機構)
「Adaptive Biasing Force分子動力学法による
生体分子の自由エネルギー計算」
○武次徹也、原渕祐、小野ゆり子、前田理(北大)
「金クラスターの反応経路グローバル地図と
経路分岐を考慮したネットワーク」
○前田理、原渕祐、高木牧人、小野ゆり子、武次徹也、諸熊奎治
(北大院理、北大院総合化学、京大福井謙一研究セ)
「単成分人工力誘起反応法:反応経路網構築、ポテンシャル交差内
最小エネルギー構造探索、および、クラスター構造探索への応用」
○内丸忠文1・都築誠二1・岡村大地2,3・山崎達哉3・飴田康人3・
五東弘昭3・林雄二郎2,3(産総研1・東北大院理2・東理大工3)
「有機分子触媒ジフェニルプロリノールシリルエーテルを用いる不斉
反応におけるケイ素原子上置換基の置換基効果:計算化学的解析と
実験結果の比較検討」
○小林 正人1、黒田 悠介2、秋葉 欣哉3,43,4、武次 徹也1(北大院
理1、北大院総合化学2、早大理工研3、広島大名誉4)
「超原子価Sb及びTe化合物のリガンド交換・カップグ反応経路」
○勝野 直也1、山門 英雄2、大野 公一3,4(和歌山大院システム工1、
和歌山大システム工2、 量子化学探索研3 、東北大院理4)
「P4分子多量体の系におけるP4分子の相対配置の探索」
○酒井 賢作1,山門 英雄1,大野 公一2,3
(和歌山大学システム工1,量子化学探索研究所2,東北大院理3)
「TCNQの配座異性体探索」
○佐藤 貴暁1、岡井 昌幸1、原渕 祐2、中山 哲3、武次 徹也2
(北大院総化1、北大院理2、北大触媒セ3)
「励起状態QM/MM-MDシミュレーションによる
クマリン120蛍光スペクトル溶媒依存性の解析」
原山 麻奈美1、○岸本 直樹2、大野 公一2,3
(東北大理1、東北大院理2、量子化学探索研究所3)
「反応経路自動探索法を応用したα-アミノ酸の
コンフォメーションの効率的探索」
○時子山宏明1,山門英雄2,大野公一3, 4(和歌山大院システム工1,
和歌山大システム工2, 量子化学探索研究所3, 東北大院理4)
「GRRMを用いたホルムアルデヒド分子の異性化経路探索
- 16種類の計算レベルによる比較 -」
○高田谷吉智1、山門英雄2、大野公一3,4(和歌山大院システム工1、
和歌山大システム工2、量子化学探索研究所3、東北大院理4)
「一般化した超球面探索法を用いた芳香族炭化水素の結晶構造の探索」
○佐々木岳彦(東大院新領域)
「GRRMによる表面吸着系の研究」
○住谷陽輔1, 前田理2, 武次徹也2(北大院総合化学1, 北大院理2)
「グローバル反応経路地図に対する反応速度解析:
1,3-ブタジエンの単分子解離反応への応用」
15:15-15:30 休憩
座長:大野公一(量子化学探索研・東北大)
15:30-16:10
特別講演 相田美砂子(広島大院理)
「水クラスター:グラフと理論化学計算の融合」
16:10-16:20 休憩
座長:武次徹也(北大院理)
16:20-16:40
杉本学(熊本大)
「計算化学と情報化学の融合による分子探索の試み」
16:40-17:05
安池智一(放送大)
「クラスター科学における反応経路探索の重要性」
17:05-17:30
橋本健朗(首都大学東京)
「分子錯体、水素結合クラスターのポテンシャル面とスペクトル」
17:30-17:55
GRRM質問会(回答者:GRRM開発者)大野公一、前田理
17:55 閉会 重田育照(世話人:筑波大)
18:05-20:05 懇親会
シンポジウム連絡先(世話人代表:米澤康滋)
近畿大学先端技術総合研究所高圧力蛋白質研究センター
電話:0736-77-0345(内2209) FAX:0736-77-7011
E-mail:srps2014hiroshima@gmail.com
● [ シンポジウム: 発表・参加申し込み ]
SRPS事務連絡先: sr*ps@iq*ce.jp (*を外してご利用下さい)