RAMSAY MEMORIAL FELLOW
1904年ノーベル化学賞受賞者で希ガスの発見者として著名なSir William Ramsayの死後
1916年にRamsay卿が永年教授をしていた英国ロンドンのユニバーシティーカレッジ
UCLに記念財団が設立され、若い化学者のための奨学活動が開始されました。
日本からは、1920以降、2年毎に1名が選考試験で選出され、英国内の大学に24ヶ月間
の留学が認められてきました。
年 次 氏名 滞留先 主な職
1920-23 松野吉松 UCL 台北大学教授(理)
1923-25 亀山直人 UCL 東大教授(工)
1925-27 高木誠司 UCL 東大教授(薬)
1927-29 山口予平 UCL 東大教授(理)
1929-31 永井雄一郎 UCL 東大教授(理工研)
1931-33 漆原義之 UCL,Oxford 東大教授(理)
1933-35 沢井郁太郎 UCL 京大教授(工)
1935-37 安藤 進 UCL 東京工大教授(工)
1937-39 大幸 甫 UCL 東京教育大教授(理)
1939- 田中正三 大戦で中止 京大教授(理)
1953-55 齋藤一夫 UCL 東北大教授(理)
1955-57 井口洋夫 Nottigham 分子研教授/所長・東大教授(物性研)
1957-59 枡井雅一郎 UCL 阪大教授(薬)
1959-61 阿武聰信 Oxford 九大教授(養)
1961-63 杉野目浩 Cambridge 北大教授(工)
1963-65 石野栞 Reading 東大教授(工)
1965-67 鈴木仁美 Bedford,London 京大院教授(理)・愛媛大教授・関西学院大教授
1967-69 齋藤太郎 Oxford 東大院教授(理)
1969-71 小岩昌弘 Oxford 京大院教授(工)
1971-73 植村栄 Imperial,London 京大教授(工)
1973-75 加藤肇 Cambridge 神戸大教授(理)
1975-77 大野公一 Sheffield 東大教授(養)・東北大院教授(理)
1977-79 浜口宏夫 Cambridge 東大院教授(総合文化・理)
1979-81 稲垣冬彦 Oxford 都臨床医学総研部長
1981-83 日野照純 Cambridge 千葉大助教授(工)
1983-85 高木謙 Cambridge 広島大助教授(工)
1985-87 上田渉 Cambridge 東工大院助教授(総合理)
1987-89 松尾基之 Leeds 東大院助教授(総合文化)
1989-91 横井邦彦 Liverpool 大阪教大助教授(養)
1991-93 宇野英満 Oxford 愛媛大助教授(分析セ)
1993-95 高橋昌巳 Wales 茨城大助教授(分析セ)
1995-97 内藤康秀 Warwick 電通大助手
1997-99 上田宏 Cambridge 東大院助手(工)
1999-01 山北佳宏 Oxford 東北大院助手(理)
注:日本のRamsayFellow名簿(1996年7月)を主に参照してまとめたものです。
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