シ ン ポ ジ ウ ム  「化 学 反 応 経 路 探 索 の ニ ュ ー フ ロ ン ティ ア」

● シンポジウム「化学反応経路探索のニューフロンティア2017」
 本シンポジウムは、
 化学反応経路探索の新手法の開発と応用研究、ならびに化学反応の理論研究の最先端について討論する場として、2009年
 より始められました。分子科学討論会の開催時期にあわせて、これまで、名古屋、京都、札幌、東京、京都、広島、東京、
 京都で開催し、9回目となる2017年度は仙台で開催いたします。

 本年度は、以下の要領で開催を予定しております

日時: 2017年9月14日(木)10:00-17:30
場所: 東北大学大学院理学研究科合同C棟2F アオバサイエンスホール
アクセス:仙台市営地下鉄 東西線 青葉山駅 北1出口歩2分
主催: 量子化学探索研究所
協賛: 日本化学会、分子科学会、触媒学会      
参加費: シンポジウムは無料、懇親会は有料
懇親会: 東北大学川内北キャンパスBee Arena Cafe(講演終了後、18時~20時の予定)
実行委員(世話人): (東北大院理)河野裕彦、岩本武明、松田欣之、岸本直樹

プログラム)(*印:招待講演、○印:登壇者)

     (表題をクリックすると講演要旨のPDFが開きます) 9:30- 受付開始 9:55- 開会(河野裕彦) (座長:岸本直樹) 10:00-10:30 *佐藤寛子(情報・システム研究機構,チューリッヒ大学)  QMデータ中心ケミストリ:PESに基づく立体配座の遷移ネットワークの自動推定  QM-based Data-centric Chemistry:PES-based Automatic Deduction of Conformational  Transition Networks 10:30-11:00 *高橋英明(東北大学院理)  QM/MM法によるPSIIにおけるマンガンクラスターの酸化自由エネルギーの解析  Free energy analysis of the oxidation of manganese cluster embedded in PSII protein (座長:松田欣之) 11:10-11:40 *北 幸海、山田裕里佳、浦川海尋、立川仁典(横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科)  多原子分子への陽電子吸着に対するab initio計算  Ab initio study on the binding of a positron to polyatomic molecules 11:40-12:10 *高橋 聡、齋藤雅嵩、小井川浩之(東北大学多元研)  マイクロ秒分解一分子蛍光分光法によるタンパク質フォールディングダイナミクス  Dynamics of protein folding studied by single molecule fluorescence measurements  at microsecond resolution 12:10-13:20 昼休み (座長:岩本武明) 13:20-14:00 *内山真伸(東大院薬・理研)  理論と実験の協奏による物質創製・機能開発  Synthetic Chemistry and Creation of Innovative Functions by the Integration of  Theoretical Calculation and Experimental Chemistry 14:00-14:30 *高橋まさえ(東北大学院農)  温度依存テラヘルツスペクトルで検出される分子間水素結合ネットワークと非調和性  Hydrogen-bonded network and anharmonicity detected by temperature-dependent  terahertz spectra 14:40-16:10 ポスター発表(90分) P1 ピペラジンへのH/Mu原子付加についての理論研究   ○小井土勝一、高柳敏幸(埼玉大理) P2 超球面探索法を用いたポリフェノールアニオンの解離反応経路の自動探索   ○岸本 直樹1、和泉廣樹2(東北大院理1、東北大理2) P3 乗数法による制約を課したRNM近似下でのGSHS法によるケイ素の結晶構造の探索   ○高田谷吉智1、箕土路祐希1、山門英雄2、大野公一3,4   (和歌山大院システム工1、和歌山大システム工2、量子化学探索研3、東北大院理4) P4 電子ダイナミクスとAIMDによる解離性再結合反応NH2++e-の理論的研究   ○小山拓也1、赤間知子2、武次徹也2(北大院総合化学1、北大院理2) P5 反応経路地図上を運動するAIMD古典軌道の解析と金クラスターへの応用   ○堤拓朗1、原渕祐2、小野ゆり子2、前田理2、武次徹也2(北大院総合化学1、北大院理2) P6 Pt(111)表面上の水性ガスシフト反応の反応機構解析   ○杉山佳奈美1、高木牧人1、住谷陽輔1、斉田謙一郎2、前田理2(北大院総合化学1,北大院理2) P7 グローバル相転移反応経路地図に基づく結晶構造の安定性予測:炭素結晶への適用   ○高木牧人1、前田理2(北大院総合化学1,北大院理2) P8 励起状態プロトン移動を引き起こすZn(II)錯体の励起状態の解明   ○蝦名 昌徳1、岩佐豪2,3、武次徹也2,3(北大院総合化学1、北大院理2、京大ESICB3) P9 不飽和ケイ素を含む分子状ケイ素クラスターSi12 R16 の骨格変換反応の経路探索   ○横内優来、石田真太郎、岩本武明(東北大院理) P10 Gentlest Ascending Dynamics法に基づく遷移状態探索コードの開発   ○太田幸宏1、志賀基之2(RIST神戸センター1、原子力機構2) P11 h-BN/Au(111)に担持した金クラスターの水素発生に対する触媒活性に関する理論的研究   ○中原真希1、高敏2,3、Andrey Lyalin4、小林正人2,3,5、武次徹也2,3,4   (北大院・総化1、北大院・理2、京大・ESICB3、NIMS GREEN4、JSTさきがけ5) P12 GRRM法による水溶液中ケージドルシフェリンの構造探索   薄倉淳子1、○樋山みやび2、倉田麻貴2、挟間優治2,3、Xingping Qiu4、   Francoise M. Winnik4、古賀伸明5、秋山英文2,3  (東京理科大理1、東大物性研2、オペランド-OIL3、モントリオール大4、名大院情報5) P13 DNA鎖切断の化学反応動力学シミュレーション:ヒドロキシラジカルの影響   ○岡田朝彦、及川啓太、菱沼直樹、花崎浩太、管野学、河野裕彦(東北大院理) P14 VASPを用いた多角柱型炭素一次元周期構造の構造最適化   ○沖卓人1、高田谷吉智2、山門英雄2、時子山宏明3、大野公一3.4   (和歌山大システム工1、和歌山大院システム工2、量子化学探索研3、東北大院理4) P15 フムリルカチオンから室温で速度論的に生成しうるセスキテルペンの系統的反応経路探索   ○三瓶匡史1、住谷陽輔1、市野智也2、前田理2(北大院総合化学1、北大院理2) P16 GRRM1.22マルチノード対応並列化   渡邊啓正、○時子山宏明、大野公一(量子化学探索研究所) P17 水溶性ビタミンのテラヘルツ振動の特性   ○丁小萌1、樊欣熠2、岡村暢之2、高橋まさえ2(東北大農1、東北大院農2) P18 窒素と酸素からなるクラスター(N2O3)n(n=1-4)の安定構造の探索   ○浜口 孔希1、山門英雄2、時子山宏明3、大野公一3,4   (和歌山大院システム工1、和歌山大システム工2、量子化学探索研3、東北大院理4) P19 キラルリン酸触媒による分子内エステル交換反応を利用した第二級アルコールの速度論的光学分割   ○伊藤重朋、太田祐介、近藤梓、寺田眞浩(東北大院理) P20 ラマンイメージングを用いて生細胞内の水の密度を測定する   ○中林孝和、竹内瑞貴、梶本真司(東北大院薬) P21 ALS関連変異SOD1の酸化促進性獲得における分子機構の解明   ○大山拓実、若林大裕、藤巻暢宏、中林孝和 (東北大院薬) P22 連続二残基13C=18Oの赤外吸収スペクトルを用いたペプチド二面角の構造解析法の確立   ○宮田大輔1、岡部仁美1、平松弘嗣2、中林孝和1(東北大院薬1、台湾交通大2) P23 ラマンスペクトルデータ前処理法の改善   ○菅原達郎1、楊啓1、中林孝和1、盛田伸一2(東北大院薬1、東北大院理2) P24 Separating Raman Signal of Single Living Cells from the Autofluorescence Background   ○楊啓1、菅原達郎1、中林孝和1、盛田伸一2(東北大院薬1、東北大院理2) P25 Computational vibrational spectroscopy for molecules adsorbed on the metal surface: a case study of aryl isocyanides Ben Wang1, Min Gao2,3, Tetsuya Taketsugu2,3,4 (Grad. School of Chem. Sci. Eng. Hokkaido Univ.2、Faculty of Sci. Hokkaido Univ.2, ESCIB3, NIMS4) (座長:武次徹也) 16:20-16:50 *古屋謙治(九大基幹、九大院総理工)  反応物のダイナミックな運動によって隠される反応経路  Reaction paths hidden by dynamic motions of reactants 16:50-17:30 *大野公一(量子化学探索研究所)  ポテンシャルの下方歪みと反応経路自動探索  Downward Distortion on Potentials and Automated Reaction Path Search (地下鉄東西線 青葉山→川内) 18:00-20:00  懇親会(川内キャンパス内 サブアリーナ棟 Bee ARENA Cafe) ● [ シンポジウム: 発表・参加申し込み ](左のリンクをクリックする申込ページが開きます)

●そのほか  講演会場には貴重品以外の荷物を置いていただくスペースを用意いたします。  また,地下鉄青葉山駅のコインロッカーもご利用いただけます(小サイズ6,中サイズ2)。
口頭発表申込〆切:2017年7月31日(月)
ポスター発表申込〆切:2017年8月15日(火)
講演会・懇親会事前予約申込締切:2017年8月31日(木)

シンポジウム連絡先(世話人代表:河野裕彦)
東北大学大学院理学研究科化学専攻
E-mail: srps2017@excite.co.jp

IQCE連絡先: sr*ps@iq*ce.jp (*を外してご利用下さい)