© Koichi OHNO Reaction(IRC) Channels Explored by the GRRM−GDSP Program[ TOP ] [ NEXT ] [ HOME ]
これは、ケテンH2CCOから水素分子H2が脱離する反応です。ケテンの分子面から、 CH2基が面外方向に跳ね上がりながら、HCHの角度が縮まって2つのH原子の間にH−H 結合ができるとともに、2つのCH結合が同時に切れ、H2分子が元の分子面にほぼ垂 直な方向に飛び出して行きます。このときのHH結合の方向は、OCC軸とは90度よじ れた方向になっています。H2が抜けて生成するOCCは、直線形の不安定分子で、 二酸化炭素同様、O=C=Cとなっていますが、端の炭素は不対電子2個をもつビラ ジカルで反応性が極めて高く、逆反応ではH2分子を吸い込んでケテンに戻ります。